会食や家族婚の結婚式を挙げる際に、
・会食はウェディングドレスしか着られない
・カラードレスは大人数の結婚式に着るもの
そう思っている新婦さまはいませんか?
家族婚は身内だけの少人数での結婚式なので、派手な演出はせず、『ドレスも1着しか着ないもの』と思われがちですが、
家族婚でもカラードレスやお色直しをしてドレスを2度楽しむことができます。
家族婚でカラードレスやお色直しをすることを迷う理由として、
①着替え待ちで会食が間延びしそう
②再入場の演出の仕方が分からない
③予算がかかる
というのがあるかと思います。
そこで今回は、この3つの悩みを解決してお色直しを抵抗なくしていただける方法をご紹介していきます。
実際にこの方法で、私が担当をした家族婚のお客さまも、カラードレスを着て会食を楽しく過ごされていました。
お色直しをしようか迷っている新婦さまは、ぜひ参考にしてみてください^^
この記事を書いた人
◻︎元ゲストハウスプランナー
◻︎プランナー歴11年
◻︎1,000組以上の式に携わる
家族婚でカラードレスを着る人が少ない理由
なぜ家族婚はウェディングドレスしか着ないの?

家族婚と聞くと『カラードレスは着ない。』
というイメージがありますが、どうして家族婚だとカラードレスを着る人が少ないのでしょうか。
それには、先ほどご紹介をした3つのネックポイントが挙げられるので、1つずつ詳細を見ていきましょう。
①着替え待ちで会食が間延びしそう
家族だけで食事をしているから新郎新婦がいなくなるとその間、会食が間延びしてしまいそうで心配だ。
お色直しに出ても間延びしない方法もあるんだけどなぁ・・・。
家族婚だと、お食事が中心の披露宴になるため新郎新婦がお色直しに出てしまうと20分〜30分ほど時間が空き、『間延びしそう。』と心配される新郎新婦さまがいらっしゃいます。
②カラードレスで入場した際の演出の仕方が分からない
再入場の演出はキャンドルサービスなどの演出をして入場して来ないといけないんだよね?家族だけだとどんな再入場の演出をしたらいいか分からないなぁ。
家族婚だからこそ出来る再入場の演出もあるんだけどなぁ・・・。
カラードレスで再入場となると、キャンドルサービスやフォトサービスなど様々な演出の再入場がありますが、家族婚だとまわるテーブルもゲストの人数も少ないため、『盛り上がるか心配』という声も多く聞かれます。
③予算をかけたくない
できるだけ結婚式にかかる費用を抑えたいんだ。だからドレスは1着だけにしようと思っているよ。
ドレス1着でもガラッと雰囲気は変えられるよ。
結婚式と聞くと『予算』がやっぱり気になるところ。
できるだけ予算を抑えたいという思いは皆さんお持ちだと思います。
ドレスを1着増やしてしまうと一気に費用が20万円〜30万円ほど増えてしまうため、カラードレスを諦める新婦さまもいらっしゃいます。
それでは、ここからそれぞれの不安を解決する方法を1つずつお伝えしていきます!
ネックポイント解消①間延びしない方法
時間を有効活用する裏技

カラードレスへのお色直しは20分〜30分ほど時間がかかってしまう。
そう思いカラードレスを着ることを諦めていませんか?
カラードレスのお色直しは時間は少しかかってしまいますが、3つのポイントを抑えるだけでお色直しにかかる時間をグッと短くすることができるので1つずつご紹介をしていきます。
時短方法①再入場をせずにカラードレスを着る
お色直しのため、一旦中座をして再入場となるとどうしてもゲストの待ち時間が長くなるのが気になる。
そういう新郎新婦さまには、
最初からカラードレスを着て入場をしてしまう方法がオススメです。
この方法は、挙式の後すぐに新婦さまは控え室に行きカラードレスの着替えに入ります。
そうすることで、お色直しの中座をしなくてもカラードレスを着ることができます。
もともと挙式から披露宴が始まるまでは、15分ほど時間が設けてあるため、その時間を有効活用してお色直しを行うことができます。
ゲストも新婦さまがカラードレスに着替えている間は、
・教会から披露宴会場への移動
・お手洗いやお化粧直しの時間
・荷物をクロークに預ける
など、バタバタと動いているので待ち時間なくカラードレスに着替えて披露宴の入場をすることができます。
時短方法②ヘアメイクはそのまま小物だけを変える
カラードレスのお色直しで1番時間がかかるのは、
ヘアメイクをウェディングドレスの時と全く違うものに変えてしまうことにあります。
ドレスを着替えるだけだと5分位で終わらせることも出来るのですが、
髪型のイメージをガラッと大きく変えたりメイクのアイシャドウやチーク、口紅を全て変えるとなると短くても20分ほどの時間がかかってしまいます。
そこで、
ヘアメイクを大幅に変えずにドレスだけを着替えてしまえばお色直しにかかる時間をグッと短くすることができます。
あとは髪型を変えずにヘアアクセを変えて雰囲気を変えていきます。
挙式中はティアラを付けてかっちりとした雰囲気にし、カラードレスの際にティアラからカラードレスの色に合わせたお花を何輪かつけるだけでも髪型は変わっていないのに雰囲気を変えることができます。
だけどウェディングドレスと少しだけ髪型とメイクも変えたいなぁ。
時間をかけずに髪型やメイクを変えられる方法もあるよ。
時短方法③時間をかけずにヘアメイクを変える裏技
時間を抑えつつも少しヘアメイクの雰囲気を変えたい新婦さまには時間を抑えられるヘアメイク方法をご紹介していきます。
もし、髪型自体を大幅に変えたい場合は、
アップスタイルからダウンスタイルにすることをオススメします。
ヘアーチェンジで1番時間がかかるのは
・【きっちりとしたまとめ髪】⇨ゆるふわの編み込み
・【ゆるふわのアップ】⇨ストレートのダウンスタイル
があります。
これは、両方髪を巻く時間であったりストレートに戻す時間がかかってくるため、大幅な時間ロスになってしまいます。
また編み込みなどのヘアスタイルは仕上がりに時間がかかってしまいます。
そこでオススメしたいのが、
・【ウェディングドレス】⇨巻いた髪をアップ
・【カラードレス】⇨ゆるいダウンスタイル、もしくはハーフアップ
にする方法です。
元々巻いてあるヘアースタイルを下ろし、ダウンスタイルにするだけなので時間をかけずに行うことができます。
これであれば時間をかけずに大幅なイメージチェンジをすることができます。
合わせてヘアメイクでは、土台からアイシャドウやチークを変えるのではなくポイントで色を重ねる方法をオススメします。
ウェディングドレスでは元々濃い色のメイクカラーアイテムを使うことは少ないので、カラードレスに合わせて色を少し足すだけでも十分雰囲気を変えることができます。
待ち時間を有効活用する方法
お色直しの時間を時短する方法以外に、待ち時間にある演出を取り入れるだけで間延びせずゲストに楽しんでもらえる方法があります。
その演出方法は、プロフィールムービーの上映です。
プロフィールムービーといえば披露宴では定番の演出ですが、最近では家族婚でも取り入れる方がかなり増えてきています。
その理由は、家族婚だからこそプロフィールムービーで感謝の気持ちを伝えることができたり、内輪ネタで盛り上がることができるからです。
家族婚では人数が少ないため、演出を取り入れるのが難しいと感じる方も多いかもしれませんが、プロフィールムービーは最も取り入れやすく盛り上がる演出と言っても過言ではありません。
また、家族婚で気にされる方が多い『間延びしそう』という心配も解消してくれます。
演出が1つでも加われば、それだけ間延びの心配も無くなりますし、お色直しに出ている時間に上映をすれば、ゲストの待ち時間もとても楽しい時間に変わります。
空いた時間を有効活用して、家族婚を盛り上げてみてはいかがでしょうか。
\家族婚でのムービー上映のコツはこちらをCheck!/
ネックポイント解消②演出方法
少ない人数だからこそ全員と触れ合える時間を

家族婚は人数が少ないため、『どんな演出で再入場をしたらいいのかが分からない』という声をよく耳にします。
大人数の披露宴だと各テーブルにキャンドルをつけにまわったり、テーブルごとにゲストと写真を撮ったりと様々な演出があります。
しかし、家族・親族だけになるとテーブル数も少なく、ゲストが向かい合わせで座っているケースが多いのでテーブルをまわることもできません。
再入場の演出は特に何もせず、そのまま新郎新婦のメインテーブルに進んで座るだけでもいいのですが、
『せっかくだったら何か演出をしたい。』
そうお考えの新郎新婦さまに少人数だからこそゲスト全員と触れ合い楽しめる演出を3つご紹介していきます。
演出①ケーキサーブ
ケーキサーブは、新郎新婦がケーキカットをしたケーキを切り分けて結婚式場のスタッフがゲストに配るものですが、これを新郎新婦さまが行うことで1つの立派な演出になります。
ウェディングケーキをワゴンの上に乗せて、自分たちがケーキ入刀したケーキを幸せのおすそ分けとして配ります。
新郎新婦さまが家族全員の元へ直接行き、お皿にケーキを取り分けて行きます。
これだと演出に予算もかけずに、尚且つ家族全員と楽しくお話をしたり写真を撮りながら時間を過ごすことができます。
また、ケーキをワゴンの上に乗せてカラードレスで入場をすると見た目も華やかでカラードレスの可愛さもさらにアップします。
(その際にフリフリのエプロンなどを着けても可愛いさが増します^^)
ただ写真を撮って再入場をするよりもケーキを取り分け、1人1人と会話をしながら再入場をすることで会食自体も楽しく盛り上げることができます。
演出②ドリンクサービス
ケーキのサーブ以外にも、お酒が好きなご家族さまにはドリンクを使った再入場方法があります。
もともと結婚式ではお水合わせの儀という両家それぞれのお水を合わせて飲むことで夫婦がひとつになるとという儀式がありますが、それをモチーフにした演出方法になります。
まず、新郎新婦さまはワゴンの上にたくさんのお酒やリキュールを用意しゲスト1人1人のもとへ行きます。
そこで、その人にあったお酒を新郎新婦さまが選び2人でお酒やカクテルを作りながらまわります。
新郎新婦さまが選んだお酒を合わせグラスに注ぐことでお水合せの儀に変わる演出でゲストをおもてなししていきます。
これも家族婚だからこそ時間をかけて1人1人に行える特別な演出方法になります。
ゲスト1人1人とお話ししながらゆっくり再入場できるのがいいね。
特別な演出アイテムを用意しなくても家族婚を盛り上げることができるよ
演出③キャンドルサービス
キャンドルサービスといえば、披露宴では定番の演出方法になります。
『人数が少ないのにキャンドルサービスなんてできるの?』と思われるかもしれませんが、家族婚だからこそ盛り上がる演出のやり方があります。
家族婚でキャンドルサービスを取り入れることで、会食にプラスして披露宴らしい華やかさを取り入れることができるようにます。
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ネックポイント解消③予算
ドレスは小物を変えるだけでイメージが変わる

家族婚でお色直しをしたいけど、予算を抑えて結婚式をしたい。
そんな新婦さまにオススメなお色直しの方法が、
ドレスを変えずに小物だけを変えて再入場をする方法です。
ドレスを変えなくてもお色直しできるの?
ドレスは小物を変えるだけで雰囲気を変えることができるんだよ。
カラードレスを着ない新婦さまでも、ウェディングドレス1着で小物を変えただけでガラッと雰囲気を変えることができます。
ウェディングドレスには付け外しのできる装飾がたくさんあるので、装飾品を活用したりアクセサリーや小物をドレスに付け替えるだけでも印象が変わります。
また、サッシュベルトなどでカラーのものを1点取り入れると色が加わることでよりお色直し感を出すことができます。
その他にもストールを羽織ったり自前のジャケットを羽織ってみるだけでも遊び心がでます。
新婦さまがデニムのジャケットを羽織って、新郎さまがデニムのベストを着るなど新郎新婦さまでお揃いのアイテムを揃えてカジュアルに家族婚を楽しむのも素敵です。
予算をかけなくても自前のアイテムでウェディングドレスの変化を楽しんでみてはいかがでしょうか。
\ドレス1点で楽しめるコーデ術はこちらをCheck!/
【家族婚でお色直し】ネックな予算・時間・演出方法全て解決しますまとめ
家族婚で新しい家族の思い出をつくろう

いかがでしたでしょうか。
家族婚にも色々な結婚式のスタイルがあり、アイディア次第で家族婚を楽しく盛り上げることができます。
家族婚には他の結婚式では中々できない、両家の家族と触れ合う時間をたくさんつくることができます。
家族との時間を楽しく過ごすことで新郎新婦さまだけではなく両家の家族にとっても忘れられない思い出に残る家族婚をつくることができます。
カラードレスを着てみたいけど、家族婚だけから諦めていた新婦さまや、お色直しをしてみたいなと思った新婦さまは、ぜひ今回ご紹介をした方法を活用してみてください。
\家族婚のその他の演出はこちらをCheck!/
プレ花嫁専用ブログ

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