披露宴の進行を詰め込みすぎる事によって沢山のデメリットがある事をご存知でしょうか。
一生に一度の結婚式で、やりたい事を全て叶えたい気持ちはありますが、進行を詰めすぎた事による披露宴延長の弊害も実はたくさんあるのです。
今回は、進行を詰めすぎてしまった為に披露宴延長になってしまう事のデメリットと延長を防ぐ改善策をご紹介していきます。
披露宴の進行の流れ
2時間半でおさまる進行作り

結婚式の打ち合わせをしていると、
『アレもやりたい!コレもやりたい!』
と、披露宴で取り入れたい演出がどんどん出てきてしまいます。
今は、ネットやインスタなどで簡単に演出アイディアを入手できる為、ついつい色々な演出を取り入れたくなってしまいます。
しかし、結婚式の披露宴は2時間半と時間が決まっています。
2時間半というと長いように感じますが、実際進行を組んで見ると時間の足りなさを痛感します。
披露宴で必ず入ってくる進行
意外に時間が足りない

披露宴ではケーキカットや、キャンドルサービス、友人スピーチに余興などさまざまな演出がらありますが、必ず入ってくる進行があります。
♡新郎側の祝辞
♡新婦側の祝辞
♡乾杯の挨拶
♡ケーキ入刀
♡新婦中座
♡新郎中座
♡再入場
♡新婦手紙
♡両親への贈呈
これだけでも、2時間半を過ごす上で多すぎるように感じますが、定番の演出も加えていくと、
・友人スピーチ
・余興
・演出ムービー
などそれだけで実際、2時間半はあっという間に過ぎてしまいます。
その為、披露宴延長は結婚式には常につきものなのです。
披露宴延長のデメリット①延長料金の発生
大きすぎる延長料金

披露宴が延長する事でデメリットは沢山あります。
まずは、延長料金の発生です。
延長料金は通常のお開き時間から30分以上延長になった場合に発生する事が多く、延長料金として
・会場費
・司会者料
・飲み放題のドリンク代
などがプラス料金で発生するケースがあります。
総額にすると30分の延長で10万円以上の延長料金の支払いになる事もありますのでかなりの痛手になります。
無駄な料金を発生させない為にも、披露宴延長を防いでいく事が大切です。
披露宴延長のデメリット②ゲストの予定
遠方ゲストの段取り

遠方のゲストがいる場合、披露宴終了に合わせて電車時間の切符を買っている方も多くいらっしゃいます。
その為、披露宴が延長してしまうと予定の電車に乗れないというケースが発生してしまいます。
また、結婚式の後に次の予定が入っているゲストがいる可能性もある為、披露宴の延長は新郎新婦さまだけではなくゲストへの負担となってしまう可能性もあるので注意が必要になります。
披露宴延長のデメリット③ゲストとの時間
せっかくのゲストとの時間をゆっくり過ごせない

進行を詰め込みすぎた事による披露宴の延長で、新郎新婦さまが後悔するポイントで1番多いのが、ゲストとの時間がとれなかったという事です。
披露宴中は、歓談時間に新郎新婦さまの元へお酌に来たり、写真撮影にきたりとゲストが集まります。
しかし、演出を詰め込みすぎると歓談時間が全く取れなくなってしまう為、お写真タイムもお喋りタイムも一切なくなります。
ゲストからしてみれば、せっかく写真撮影や話しをしようと思ったタイミングで演出の為、席への着席を促されてしまいます。
せっかく来てくれたゲストともコミュニケーションをとれずに結婚式が終わってしまうのは味気ないですよね。
披露宴延長のデメリット④料理が食べられない
せっくの料理が全く食べられない

披露宴中に歓談時間がないとなると、新郎新婦さまの料理を食べられる時間ももちろんなくなります。
ケーキカットや、キャンドルサービス中はもちろん、スピーチ中や余興中も料理を食べていると失礼になってしまうので手をつける事ができません。
せっかく、良いコースの料理を選んでも食べられないのはもったいないですよね。
また、進行を詰め込みすぎる事で新郎新婦さまだけではなくゲストの方も歓談時間が少なくなり料理を食べられる時間も限られてしまいます。
料理を美味しく食べてもらう為にも披露宴中の歓談時間は必要な時間になります。
披露宴延長のデメリット⑤メリハリがなくなる
披露宴ではメリハリが大事

最後にご紹介をする披露宴延長のデメリットは、メリハリです。
披露宴の演出は、どれも披露宴を盛り上げてくれるものになりますが、演出が続く事で披露宴にメリハリがなくなりただ慌ただしい披露宴になってしまいます。
スピーチが終わったかと思うとすぐにケーキカット、終わるとすぐにムービーの上映と演出が続くと大事なシーンの余韻がなくなってしまいます。
その為、せっかく時間をかけて計画した演出1つ1つが霞んでしまいます。
1つ1つの演出シーンをしっかり際立たせる為にもしっかりと間を置いて歓談時間をとることをオススメします。
披露宴延長を防ぐ改善策①祝辞・余興時間
事前の声かけで披露宴延長を防ごう

披露宴では、予期せぬハプニングもつきものです。
演出を詰め込みすぎてしまった為に披露宴が延長になってしまう事はもちろん、そこまで演出を詰め込みすぎていないにも関わらず披露宴が延長してしまうケースもあります。
その披露宴延長のよく起きる原因がゲストへ頼んでいた演出の時間延長です。
5分でお願いしていた祝辞が10分15分と長くなるケースは日常茶飯事。
余興も10分の枠でとっていたのに気がついたら20分経過。
そうなると、披露宴のお開き時間になっても披露宴が終わらず延長になってしまいます。
5分10分くらい大した事ないように思ってしまいますが、披露宴ではその5分10分の遅れが1つ2つと続くと一気に披露宴全体の延長になってしまいます。
そうならない為にも、改善策としてゲストへ事前に祝辞や余興を
『5分でお願いします。』
などというようにしっかりと時間を決めて伝える事が大切になります。
時間をしっかりと伝えておく事でゲストもその時間内で祝辞や余興を考えてくれるようになり披露宴の延長を防ぐ事ができます。
祝辞や余興の延長を未然に防ぐための記事はコチラ
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披露宴延長を防ぐ改善策②演出場面
演出の場面を変える

披露宴中にどうしても取り入れたい演出がある場合は本当に披露宴中でなければ出来ない事なのかを考えてみる事も1つです。
例えば、披露宴で人気の『ブーケプルズ』
こちらは、披露宴中ではなくて挙式の後の演出として取り入れる事ができます。
挙式の後にトスブーケを行う事で、挙式しか参加をしない友人や職場の同僚にも参加してもらう事ができる為、より演出を盛り上げる事もできます。
また、披露宴中に行うゲームなども二次会でできる事であれば二次会で行う事も1つです。
二次会はご友人が中心となるのでご友人同士の方が盛り上がるようなゲーム内容であれば披露宴延長を防ぐ為にも二次会で行う事がおすすめです。
演出が沢山ある場合は、優先順位を決めて披露宴中に行う演出を決めていきましょう。
披露宴延長を防ぐ改善策③サプライズプレゼント
自分から直接プレゼントを渡しに行く

サプライズでプレゼントを渡したい方がいる時。
こちらも、時間をしっかりと設けて前に出てきてもらいプレゼントを渡す事も素敵ですが別の方法で時間を抑えながら感謝の気持ちを伝える事ができます。
例えば、再入場の各テーブルをまわる際にプレゼントを直接本人に持っていく事もできます。
また、お色直しの中座の際にプレゼントを渡したいゲストの所を通ってお渡しする事もできます。
特に足の悪いおじいちゃん、おばあちゃんに渡す際は、自分が直接テーブルまで行き渡す事で相手の負担を減らす事ができます。
披露宴延長を防ぐ改善策④祝電・プロフィール紹介
祝電とプロフィール紹介を入場前に行う

披露宴中に祝電や新郎新婦さまのプロフィールを紹介するシーンがあるのですが、このシーンも披露宴中ではなく披露宴が始まる前に行う事で、披露宴中の時間を確保する事ができます。
新郎新婦さまが披露宴に入場する前には少し歓談時間がある為、その時間を有効活用して祝電とプロフィールを紹介していきます。
披露宴中の5分の空きはとっても大きいので、細かいところから少しずつでも時間を確保していきましょう。
披露宴延長を防ぐ改善策⑤フォトサービス
フォトサービスは段取りよく行う

最後にご紹介をするのは、フォトサービスです。
フォトサービスは、披露宴でかなり人気の演出になりますがゲストのテーブルを全部まわるとどんなに頑張って早くまわっても15分は時間が必要になります。
テーブル数が多くなったり、グダグダになってしまうと平気で30分はかかってしまう為、フォトサービスの演出を入れたい方は『段取り』がかなり重要になります。
フォトサービスで時間がかかる要因としては
♡ゲストが席を外していない
♡ゲストも写真を撮りたがる為、時間がかかる
♡写真の立ち位置に手こずる
などが挙げられます。
この要因をなくしていくとスムーズにフォトサービスが行われる為、披露宴延長を防ぐ事が出来ます。
まず、ゲストが席を外さないようにする為には事前の声かけが重要になります。
フォトサービスが始まる前に、司会者さんから
『フォトサービスが始まるので席を立たないようにお願いします』
と、一言アナウンスを入れてもらいましょう。
また、ゲストのカメラで1つずつ写真を撮っているとそれだけで時間がかかってしまうのでこちらも司会者さんから
『カメラ撮影は1テーブルにつき1つでお願いします』
と、事前にアナウンスを入れてもらうようにしましょう。
写真の立ち位置に関しては、ご両親テーブルの場合はお父様とお母様の間に新郎新婦さまが立つという風に分かるのですが、他のテーブルになると立ち位置を迷ってしまう事もあります。
新郎新婦さまの横にくるゲストは、基本座りで移動をしなくてもいい為、足の悪いゲストがいる場合はその間に入るようにします。
また、テーブルのスペースや背景の写りなども考慮して事前に立つ位置をプランナーさんと決めておく事で時間ロスを防ぐ事もできます。
フォトサービスを段取りよくまわれると時間をかなり有効に使える為、披露宴延長を防ぐポイントになります。
逆にフォトサービスで時間がかかってしまうと披露宴延長に繋がってしまう為、しっかりと事前準備をしておきましょう。
【披露宴延長】による5つのデメリットと延長を防ぐ5つの改善策まとめ
披露宴の進行で必要な演出を見極めていこう

いかがでしたでしょうか。
披露宴では、取り入れられる演出が大くある為、何を取り入れていくかを選ぶ事は大変かもしれません。
しかし、本当にやりたい事を吟味して選ぶことで、大事なシーンをより素敵に演出することができます。
新郎新婦さま2人でしっかりと話し合って素敵な披露宴を作っていきましょう^^
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